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対話からの健康教育とヘルスプロモーション From Dialogue into Health Promotion and Education


このサイトでは、健康教育とヘルスプロモーションの出発点として、日常生活における健康の認識や意識化、知性の多元性、個性の再発見などの課題を扱います。日々の生活の中で、人が感じ考えていることを、素直に問いかけ、得られる答えや語りを言語的に、あるいは図や配置で空間的/触覚的に表現し、それを通して人と人との間に理解を育み、人々を参加的に結びつけていく方法、および関連する考え方を紹介します
キーワード目次

A.背景情報

B.対象

健診結果       問診/医療者との対話        日常生活の印象整理        日常生活の学習/食育        リスクの意識化        価値観/環境観/世界観       自己形成       触覚から生活を振り返る       触覚から生活に入り込む       五感の覚醒と知覚の多元性

BB.方法

手書き顔グラフ       自覚症絵シンボル       二次元イメージ展開法       食と生活の認識マップ       リスク認識カード       Wify_ウィッフィ       対話型イメージ形成       触知マップ(TDM)       触知生活調査法       視覚障害体験

C.場と性格 

小学授業       中学授業       高校授業       大学授業        演習(学生/社会人)       参加的講演       指導助言コーチ       小集団調査       事例研究       介入研究/実証研究       海外での授業       海外での調査/研究

D.進化と発展

発育研究       質的研究       概念地図       健康生成       構造主義的接近       経験学習       ロービジョンと社会参加       リスク管理       噴火災害       地震災害       視覚障害者と就業       模擬患者の養成       無作為(ランダム)化比較対照試験

E. 国際的な展開

韓国発のK-WIFY     台湾の生命教育とWIFY  

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注;    このサイトでは、日々の生活や健康に関連して、人が感じ考えていることを、率直な質問で問いかけ、得られる答えや語りを図や言葉や配置で表現し、それを通して人と人との間に理解を育み、人々を参加的に結びつけていく方法、および関連する考え方を紹介します。 出発点は、「健康状態を顔の絵に表わす手書き顔グラフ法(1991年)」、「自分の食べ方を図に表わす食のイメージマップ(1996年)」などの方法です。

 このような方法を提案したのは、人々の和を重んじ、個々人が自分の感じ方・考え方を自由に表明することを控えがちだった日本の文化風土の中に、対話を生まれさせようと考えたからです。

 この方法は、少しずつ、いろいろな場面で使われるようになりました。どのような場面で、何を意識しながら対話を発展させるかによって、この方法は役立ち方と位置付けが変化します。

 これまでは「健康」を意識して使う場面が多く、サイトの名称は「対話からの"健康教育"とヘルスプロモーション」としました。健康よりも「疾病に関する知識伝達」を意識してこの方法を使うなら、患者教育、医療コミュニケーションとなるでしょう。「安全」、あるいは「危険やリスクの回避」を意識してこの方法を使うなら、セイフティプロモーション、安全教育、リスク教育、リスクコミュニケーションとなります。方法の中でもWifyは当初から環境を強く意識しており、環境教育とも位置付けられます。人々の幸せ・福祉・ウェルビーイング・バリアフリー・インクルージョンなどを大切にして方法を使うなら、福祉教育、ウェルビーイング教育・バリアフリー教育・ボランティア教育などの位置づけが意味を持ちます。社会開発・体育振興・人材養成を考えるなら、開発教育、レクリエーション教育、人材教育と言えるでしょう。台湾の経験からは、いのち・生命の大切さを思い、生命教育として役立ち始めました。方法が使われる場面よりも、個人と個人との対話を促進する機能に着目するなら、カウンセリング、コーチングに向かう方法と位置付けられます。グループや集団で対話を促進し、ネットワーク化を図るのであれば、アイスブレーキングとネットワーキングの機能が表に出て来ます。幼児期、思春期などのライフステージに着目するなら、幼児教育、思春期教育などとして、倫理・ジェンダー・セクシュアリティー・人権などの社会的な価値に着目するなら、倫理教育、ジェンダー教育・性教育との位置づけが、意味を持ちます。

 この方法は、働きかけの手段として、「あなたにとって無くなったら困る大切なものは何ですか?; What is important for you?; WIFY」や、「それはあなたにとって、どのような意味を持ちますか?; What does it mean for you?; WIMY」など、直接的で率直な問いかけ(質問)を用います。また問いかけに応じて、感じられた内容/考えられた内容の表現手段としては、当初、絵や図(視覚的情報)、書かれた言葉(言語情報)、話された言葉(聴覚的情報)に重点を置いていました。その後、2005年からは触覚や、触覚と共にある「物の存在と配置の感覚」も、表現手段に取り入れました。五感を通して、食や運動から生活や環境の認識・学習・認知に至るまで生活経験の諸側面にふれ、働きかけることは、“健康教育”にとどまらず、食育、生活習慣病予防教育、介護予防教育、認知症予防教育、あるいは、さらに一般的に言えば、経験学習、経験教育、健康学習など、より多様な場面での活用につながります。これら全てを代表させる言葉として、ヘルスプロモーションを用いました。

 このサイトに示す方法群が生まれて以降、特に1990年代後半から、アジアに住む私たちも、急激なグローバリゼーションの中に投げ出されています。社会的な絆や文化風土といったものが壊れ、個々人がバラバラになっていく個人化社会、人と人とのつながりが流動化する液状化社会が、当たり前になってきました。しかし、どのようにグローバリゼーションや個人化が進もうと、私たちは一人でこの世界に生きているわけではありません。人々が互いの感じ考えていることを理解し、そこから関連性を築いていくことは、何よりも大切なことです。このサイトに示す方法や、関連する考え方が、グローバリゼーションと個人化の流れに圧倒されないで、人々の間に理解と信頼を築き続けることを、願っています。